マーベリック・ビニャーレスが歴史的な快挙を達成!

ペドロ・アコスタが史上最年少の連続表彰台を獲得。マルク・マルケスがトップ走行中に転倒

第3戦アメリカズGP決勝レース(周回数20ラップ)は14日、現地時間14時00分からサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、ポールポジションのマーベリック・ビニャーレスが1ラップ目に他車との接触が原因で11番手に後退したが、2ラップ目8番手、7ラップ目5番手に浮上。

9ラップ目にフランチェスコ・バグナイア、11ラップ目にホルヘ・マルティン、13ラップ目にペドロ・アコスタを抜き、トップに飛び出すと、14ラップ目にはファステストラップを記録。アプリリアに所属してから63戦目で、2021年3月の開幕戦カタールGP以来72戦ぶりに優勝。プレミアクラス10勝目、キャリア通算26勝目。

スズキ機、ヤマハ機に続き、そして、アプリリア機で優勝を挙げ、2002年に始まった『MotoGP™』で史上初となる3メーカーのバイクでの勝利を成し遂げた。

史上最年少連続表彰台

気温27度、路面温度42度のドライコンディションの中、2番グリッドのペドロ・アコスタはホールショットを決めてレースをリード。複数のライダーたちとバトルを繰り広げ、1.728秒差の2位に入り、前戦ポルトガルGPの3位を上回り、19歳と324日で史上最年少の連続表彰台を獲得。

63戦連続表彰台獲得

5番グリッドのエネア・バスティアニーニは2.703秒差の3位に入り、2戦連続の表彰台を獲得。ドゥカティの連続優勝記録が11戦でストップしたが、2020年11月の第14戦バレンシアGPから63戦連続の表彰台を獲得。

6番グリッドのホルヘ・マルティンは4位。今季初めて表彰台を逃し、4番グリッドのフランチェスコ・バグナイアは5位。8番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオと7番グリッドのアレイシ・エスパルガロは今季の最高位となる6位と7位。10番グリッドのマルコ・ベツェッキは8位。17番グリッドのブラッド・ビンダーは9位。

トラックハウス・レーシングに所属する13番グリッドのラウール・フェルナンデェスと14番グリッドのミゲール・オリベイラは10位と11位。12番グリッドのアレックス・マルケスは11ラップ目に転倒したが、最後まで走って15位。

ジャパニーズメーカー

16番グリッドのファビオ・クアルタラロは22.899秒差の12位。22番グリッドのルカ・マリーニは33.529秒差の16位。

転倒リタイア

キャリア通算250戦目を迎えた3番グリッドのマルク・マルケスは、序盤に他車との接触が原因でフェアリングの一部を損失したが、2021年10月の第16戦エミリア・ロマーニャGP以来、903日ぶりとなる優勝、プレミアクラス60勝目に向け、トップに飛び出した11ラップ目の11コーナーで今季5度目の転倒。

9番グリッドのフランコ・モルビデリは8ラップ目。15番グリッドのアレックス・リンスは11ラップ目、20番グリッドのジョアン・ミルは9ラップ目、21番グリッドの中上貴晶は7ラップ目で転倒。19番グリッドのヨハン・ザルコは7ラップ目にリタイア。

チャンピオンシップ

ポイントリーダーのホルヘ・マルティンは13ポイントを加算。総合2位エネア・バスティアニーニは24ポイント差から21ポイント差に接近すれば、ティソ・スプリントの優勝で総合8位から総合7位に浮上したマーベリック・ビニャーレスは、36ポイント差から24ポイント差の総合3位にジャンプアップ。

総合6位ペドロ・アコスタは、33ポイント差から26ポイント差の総合5位に浮上。総合4位フランチェスコ・バグナイアは総合5位、総合3位ブラッド・ビンダーは総合6位、総合5位マルク・マルケスは総合8位に後退した。

スペインGP

シーズン4戦目は2週間後の4月26日から28日にヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで開催。

RESULTS